2005年10月12日

この胸いっぱいの愛を

伊藤英明 ミムラ 勝地涼 宮藤官九郎 中村勘三郎 倍賞千恵子 吉行和子 古手川祐子 他

 もし、人生でひとつだけ
 やり直すことができるなら・・・

 コレはたくさんツッコミどころがある。SFとしては欠陥というかありえねーだろ、ということも多いし、人間ドラマとしてみるならいかにも、な演出もあるし唐突に展開されてついていけなかったら最初から入りこめないだろう人もいると思うんだな。なぜに鈴谷たち1986年にいくことになったのがなぜなのかという事が説明されないしね。ノベライズを読むとそのあたりは繋がると思います。

 でもそのツッコミどころはどこか吹っ飛んでしまうくらい素直にボロ泣きしてしまった。その展開はおかしいだろうよ〜と思うところもどうでもよくなってしまった・・・。

 伊藤英明君がねぇ〜期待通りでした。ヘタレっぽくて、でも憎めなくて思わずかまいたくなるスズキヒロアキさん(慌ててそう名乗ったのよね)がとても良い。真面目で、誠実でどこか抜けてて、でもまっすぐで。ヒロは自分だから余裕だよね(笑)やっぱり自分であることで扱いもわかってるよね。ヒロが勝ったら給料一週間分、自分が勝ったら約束を守ること、そういう条件のもと将棋を指すふたりだけど普通に考えても大人が勝つだろうよ〜(笑)ヒロアキさん、汚いぞ(笑)

 和美ね―ちゃんはまだ生きている。彼が20年前の門司で思い残していたことは彼女のこと。大好きだったお姉ちゃんは、生きている、それがわけもわからずに20年前に来てしまった鈴谷比呂志がこの時代で生きる理由。戻った理由であるのだ。

 登場人物はそれぞれ「1986年」に何かを思い残している。

 2006年の彼らは…
 布川輝良は自分の存在価値を見出せず、臼井光男は受験のストレスで近所で花を育てているおじさんの大切な鉢を割ってしまったことを悔やんでいる。角田朋恵は自分の入院中に死んでしまった盲導犬アンバーを気にかけている。
 それぞれにとって1986年は必然の偶然だったのかもしれない。

 じゃなきゃこんな都合よく展開しないよね〜
 
 途中和美ね―ちゃんと結婚式が・・・(笑)あれに思いっきり吹き出すところでした。大人になっても(ん?変だな、20年前にきた、かな)変わんねーんだなヒロシ・・・

 ヒロシです・・・突然初恋の人に出逢ってしまって動揺してるとです・・・(殴打)

 私が一番よくわからないのはラスト。「今」と「20年前だけど今」が混ざってる。それはみんながそれぞれに思い描いたものを合わせたらこうなったということなのかな・・・
 ノベライズのラストの方が私は好きです。そういうラストだと思ってたのでちょっと呆気に取られてしまいました・・・
 コンサートだってたった一人のために指揮者以下楽団の皆さんと何も知らずに交響楽団を見にきたお客さんの立場ってどうなの〜と。失敗に終わるかもしれないリスクを負わせてる割にあれはないよなぁと思った私って現実的過ぎますか(笑)いろいろ想像の余地って言うか…余地なのかなァ…私が理解出来ないだけかも^^

 ミムラさんの吹き替えヴァイオリニストはこの映画の音楽担当である千住明さんの妹の真理子さん。彼女のヴァイオリンが好きなのでエンドロールで名前を発見した時ちょっと嬉しかったです。千住さんの音楽って優しくてやわらかいんですよね。

 見事に単純にやられてしまったなーと思いました。
 泣かせようっていう意図が分かりきってるのにはまってしまう私でした。
ニックネーム mahito at 21:11| Comment(4) | か行
この記事へのコメント
はじめまして、初コメント、北里です。
コメント・トラバありがとうごさいました。
未来を捻じ曲げてしまったラストとエピローグ、私も微妙でした。
コメントにありましたバタフライ・エフェクト、気になります。レビュー希望〜!!。私も探してみます。また遊びに来ます〜。
Posted by 北里 at 2005年10月15日 22:10
北里さん

 コメント&TBこちらこそありがとうございます!

ノベライズはお読みになりましたか?こちらのラストのほうが映画よりしっくり来ると思います。

「バタフライ・エフェクト」は21日レンタル開始になるアシュトン・カッチャー主演のやはり過去に救ってやれなかった幼馴染の彼女を助けたくて過去に行ったりするのですが「この愛」のように都合よくはいかないんですよ。逆に悪い方向になったりして…

 http://mahito7.hp.infoseek.co.jp/index.html
このアドレスが私の本サイトになりまして、そこのトップページに「バタフライ・エフェクト」の特集をしてますのでよろしくお願いしますv
 少しでも参考になると嬉しいです!

 ぜひぜひ今後ともよろしくお願いします。
Posted by mahito@管理人 at 2005年10月16日 08:23
TBありがとう。
ああいう、演奏のシーンですが、いつも見ている側がドキドキします。
音は吹き替えだからいいんですが、やっぱ、音楽家のリズムとか、運指の流れとか、あるじゃないですか。見る人みたら、わかりますからね。
ミムラも特訓したらしいけど。
最後の演奏よとかで、公園みたいなところで、弾きだしますね。ちょっと、音程とテンポがぎこちなかった箇所が。でも、あれは、病気のせいで、運指が効かないという解釈で、いいんですよね。
Posted by kimion20002000 at 2006年05月02日 06:37
kimion20002000さん
   
 こちらこそTB&コメント有難うございました!
  本職でない人の演奏シーンはドキドキしますよね。素人をごまかす程度じゃいけませんしね。ミムラさんも特訓した成果ということでしょうか。

 音程とテンポがぎこちないところは病気の所為、という解釈で私もいいと思います。
Posted by mahito@管理人 at 2006年05月04日 21:15
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